VJ Software Resolumeエフェクトメモ。
今回はStaticについて紹介します。
概要
StaticはTVでいう「砂嵐」を描画するエフェクトです。
今日日地上波デジタルになってからはこの「砂嵐」を見る機会も減りました。
はてさて現在「TVの砂嵐」と言ってどれくらい伝わるでしょうか?
ちなみにエフェクト名の「Static」ですが、英語としては「静的」という意味がエンジニアの人をはじめとしてイメージが強いかと思います。
ただ、英語圏で「砂嵐」の名詞が「Static」だそうで、そこからこの名称となっています。
ダッシュボードの画面
めっちゃくちゃシンプルです。
なんと数値のパラーメータは無し。Mode切り替えのみとなります。
Mode:
Color
ブラウン管カラーテレビと同様のRGBを含んだ砂嵐を出力します。
Grayscale
白黒テレビと同等の黒~白のグレースケールの砂嵐を出力します。
Two-tone
白と黒の二値化された砂嵐を出力します。
こうやって止めてみるとわかりやすいですね。
使用例
「使用例」といっても、割とそのまま使えますので今回は少し小ネタを。
割と使えると便利な「ブラウン管TVのノイズ再現」ですが、Resolumeだと(調整含めず)1分かからずに再現可能だったりします。
まず、基本となる画を用意し一つ上のlayerにクリップとして「Twitch」と「Blow」を2重がけしたエフェクトを用意しブレとノイズを再現。
その上のlayerでStaticを被せれば上の画のように割と簡単にブラウン管のノイズが再現できます。
もっと調整するのであればDot系のエフェクトを利用して解像度を疑似的に下げたり、Bt.contrastで彩度を少し下げてあげたりすればよりよくなると思います。
あとはそれぞれの始動となるトリガーをMIDIキーボードにアサインすればOKです。
複数エフェクトの同時処理は中々大変ですが試してみてください。