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ライブ配信にて一時的な切断無しに配信主を切り替えるソリューションの考察


こんにちは、szkです。

前回の記事の応用編となりますが、今回はタイトルも明確に。
前回はDJの配信をVJがミラー配信することで映像を乗っける方法を紹介しました。

[blogcard url=”https://szkhaven.com/2020/04/13/streamlive_on_dj_and_vj/”]

こちらの記事の最後でも紹介していますが、今回はそれらをさらに束ねる配信者を用意し、ストリームが停止することなくパーティを進行する方法を考察します。

 

概念

概念については前回紹介した方法の最後のこの形式。
図でいうところの「配信ミラー」に当たる部分に人物を立て(以後「配信集約者」と記載)そこに対してPC、ネット環境を用意します。

必要なもの

・配信用のPC
・各DJの配信(DJの配信機材はDJで用意する想定)

上記の通り、配信集約者の部材は1PCでOKの想定です。

方法(OBSの場合)

配信ソフトは色々ソフトがありますが、今回は普及率の高そうなOBSを例とします。
簡単に話してしまうと「パーティの演者の配信をすべて同時視聴している人がそれを時間通りに切り替える」という操作となります。

基本的には前回説明した通りの操作となりますが、今回はそれにプラスして「シーン」を利用します。

OBSの画面の左下ですね。

これです。

これの「+」を押すとシーンを追加することができるので、TT毎にシーンを作成しておきます。
転換時は配信集約者がこのシーンを切り替えれば良いということになります。

シーンの内部構成について

シーンを作成すると「シーン毎にソースを登録できる」仕組みとなっています。
ですので、シーンの中に1配信づつソース登録しておけばよいという算段。

前回の例に倣い、今回は手っ取り早く作成できるブラウザ配信をミラーする形式で作成しました。
人によってはrtpサーバーから直接メディアソースに読み込んだり、プッシュ配信を使うことも可能です。
パーティ参加者が統一する必要も無いので各自のやり方を模索してみてください。

ブラウザから読み込む場合は「OBSに音声を再ルーティングする」にチェックを入れましょう。

音声ミキサーで「ブラウザ」が表示されていれば配信の音声がOBSに入力されています。

転換時の操作について

転換の時は基本的にシーンをセレクトしてもらえれば良いと思います。
一度パーティロゴに戻ってMCを挟むもよし(その場合はMCする人が配信集約者になると都合が良いと思います。)
そのまま淡々と転換するのもアリかと思います。

配信視聴者側から見たときは↓のような感じになります。
このテストでは「DJ1人目→パーティロゴ→DJ2人目→DJ3人目(1人目の配信を利用)」の切り替えをしています。
マイク設定してなかったからマイク音声モノラルになってしまった。szkASMRだ!!(誰得

ブラウザ配信を使うときにページの再読み込みを行っておきたいときのコツ

手っ取り早く実装可能なブラウザ配信のミラーですが、例えばYoutubeの場合だと配信が誤って終了してしまうと次のような画面になってしまったりして若干癖があります。

この時はブラウザソースの設定から「シーンがアクティブになった時にブラウザの表示を更新」のオプションを選択することで「シーンを切り替えたときにブラウザのリロード」をすることが可能です。

正し、YoutubeLiveの場合はシークバーが表示されたりするので、配信集約者の方は切り替え時にスタジオモードを使うなどしましょう。

このスタジオモードを選ぶと

画面が2画面になります。
スタジオモードではシーンを選んだだけでは配信画面は切り替わりません。
シーンを選んだ後に能動的にトランジションすることで画面が切り替わるモードとなります。
右が実際に配信されている画面、左が「選択されたシーン」の画面です。

このモードを使って、切り替え時に更新を行った後に切り替えをすることでブラウザソースの切り替えが時に再読み込みが可能になります。
必須というワケではありませんが、もし使うことがあれば試してみてください。
(rtpで直接ストリームすればこういった操作も不要なんですけどね)

操作については上記で大体網羅できているはずです。

配信集約者は誰がやるか

正直誰がやってもよいと思いますが、「向いている人」を一覧にしておきます。

・機材やOBSの扱いにたけている人(音声や各配信の構造を理解して的確に切り替えれる人)
・パーティのオーガナイザー、或いはMC
・パーティのVJ(1名体制の場合)

一番いいのは、操作になれている人。
次はMCする場合は、音声のルーティング的にその方が配信集約するのが勝手がいいと思います。
Discordでステレオミキサー入れたり、MC用の配信を用意してもいいですがどうしてもラグの発生で勝手が難しいと思いますので。
あとはVJが1名体制の場合は、いっそVJで取りまとめてしまって配信するのも手だと思います。

配信時の連携のヒント

各自の連携についてですが、主にLINEやDiscordなどのチャットツールを使って連携を取りつつ
DJは番手の一つ前の配信をモニタースピーカーの要領で直接聞いて、修了確認してから配信開始するという方法もあるようです。
(ラグをある程度計算する必要はあると思います。)

結局のところ、ここは各組織ごとにやりやすい方法を模索するのが良いかと思います。

おわりに

ここ数週間でかなり盛り上がりを見せているDJ配信。
これからやりたいけどやり方がわからない、という方は参考にしてもらえればと思います。
また、「うちではこんな方法でやってます!」という方がいれば是非紹介していただければと。。。

また、最後に配信の方法はこれらの通りですが(特に有償イベントの場合)配信する際は各サイトの規定等々を各自お読みになって配信に臨んでもらえればと思います。


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