VJ Resolumeエフェクトメモ。今回はInfiniteZoomについて紹介します。
概要
InfiniteZoomは「無限の拡大」という意味のエフェクトです。
画面をぼやけさせるような効果を持っています。
ダッシュボードの画面
※2020年12月20日追記:効果が乗算され続ける場合に対する対処として「Reset」ボタンが追加になりました。
RotationSpeed:
効果に対して回転する効果を与えます。
基準は0です。最低-2、最高は2です。
珍しく最大と最小が2のパラメーター。
マイナス方向に数値を変更するとZoom効果が左に回転します。。
プラス方向に数値を変更するとZoom効果が右に回転します。
それぞれ「加速度」(回転する速さの値)となり、位置を表すパラメーターではありません。
Zoom:
効果に対して奥行に対して進むような効果を与えます。
基準は0.05です。最低-0.20、最高は0.20です。
マイナス方向に数値を変更するとZoom効果が奥に進むような効果を発揮します。。
プラス方向に数値を変更するとZoom効果が手前に進んでくるような効果を発揮します。
Range:
効果に対して拡大/縮小する効果を与えます。
基準は3です。最低0、最高は20です。
0方向に数値を変更すると重ねて出す効果を元の像に近い大きさにします。
20方向に数値を変更すると重ねて出す効果を拡大する形で出力します。
Alpha:
効果に対して透明度を変更します。
基準は0.5です。最低0、最高は1です。
0方向に数値を変更すると透明度を増加させます。
1方向に数値を変更すると不透明度を増加させます。
NumSlices:
効果の加算数を変更します。。
基準は10です。最低2、最高は30です。
2方向に数値を変更すると出力速度が速くなりますが加算数が少なくなります。
30方向に数値を変更すると出力速度が遅くなりますが加算数が多くなります。
例のように線が細い映像だと目立ちませんが、色の多い、明るい素材では色が割れるような効果が得られます。
NumSlices2の時の動き
NumSlices30の時の動き
実際に使った画面
ブレイクのタイミングで夢の中にいるような演出
Rangeで拡大縮小を行い、Zoom効果を調整する。
手っ取り早く「回転させるエフェクト」として使う
実はRotate設定するよりもクリップにセットしたこいつを使ったほうが回転するのはやかったりします。
咄嗟の転換やビルドアップの最後の盛り上げなどに使えるエフェクトです。
ダッシュボード設定するのも全然ありのエフェクトなので是非使っていきましょう。