こんにちは、SabaLeoN szkです。
先日多くの方の参加と、様々なアーティストによって成功を収めたRe;animation10。
SabaLeoNはVJと合わせて、CM出しの担当。さらにはその音声のPA含めオペレーションを行わせて頂きました。
SabaLeoNにとってこの規模の野外レイヴは初の参戦だったため多くの経験が詰めたと思っています。
今回紹介するのはそんなCMなどの音声付動画をResolumeで再生するときの注意点です。
CMなど音声がついている動画をResolumeで再生するときは動画像だけでなく、音声も同時に読み込み再生する形になります。
Resolumeのデフォルト設定における音声のサンプリングレートが44100Hzというのは前の記事でご紹介したとおりですが、
それ以外に音声のバッファーの大きさを設定する項目が存在します。
前回の記事はこちら
[blogcard url=”http://szkhaven.com/2017/06/14/resolume_pa_in_wedding_party/”]
音声関係の設定項目
設定項目はこちらになります。
メインメニュバー→編集→環境設定(GeneralPreferences)
音声バッファーはResolumeで音声付の動画像をスムーズに再生するための設定項目です。
2進数単位で8~4096の間で設定ができます。初期値は1024です。(確か
この音声バッファーですが
・数値が低いと秒当たりの読み込む音声キャッシュ量が減る⇒読み込み回数が増える
・数値が高いと秒あたりの読み込む音声キャッシュ量が増える⇒読み込み回数が減る
というロジックで動いています。
なので、”バッファが少ないと読み込み回数が増え、その速度が動画の再生速度を下回るとフレーム落ちする&動画が再生スピードが遅くなる”
となり、”バッファが多いと読み込み回数が減るが、バッファの規定量まで読み込む速度より動画の再生スピードが上回るとフレーム落ちする”
という結果になります。
つまり、動画の音声コーデックとその容量。Resolumeのバッファサイズのチューニングが必要になります。
丁寧にResolumeは「音声サンプリングレートは44100」「バッファサイズは1024」がおすすめ!
と言っているのでそれに習うのがいいでしょう。
仮に納品されたファイルがそれに見合わない場合は、DXVCodecへエンコード+音声のエンコードを同時に行うのがおすすめです。
仮に、直前にファイルを手に入れてエンコードする時間がない場合はResolumeで設定を変更することでファイルを再生できることを覚えておくといいと思います。
複数の音声付の動画を再生するときは漏れなくエンコードする。
それができれば一番いいですね。
追記:Resolumeの音声周りのチューニングのメモ
音声サンプリングレートとバッファサイズの関係性
【Resolume推奨設定】
→音声レートが44100Hzのとき⇒音声バッファサイズ512~1024を推奨
【音声レート48000Hz版】
→音声レートが48000Hzのとき⇒音声データのサイズは増える⇒キャッシュは多いほうがいい⇒音声バッファサイズ1024~2048で調整
バッファサイズとPCスペックの関係性
・メモリの搭載量が低い⇒バッファサイズ少な目にしたい(512)
・メモリの読み込み速度が遅い⇒バッファサイズは少な目にしたい(512)
・メモリの読み込み速度が速い⇒再生に支障が無い程度に少な目?(~512)
・メモリの搭載量が多い⇒再生に支障が無い程度に多め[読み込み速度に依存](1024~)
つまるところ、メモリが速くてでかいPCならサンプリングレート高めの高音質音声でも支障なく再生できるってことですな。
あっ、もちろんDXVにエンコードしておくことはマストですので、お忘れずに!
ちなみに上のようなASIO対応のオーディオインターフェースがあると再生が安定します。
あとは脳死でPCのスペックアップですかね…
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